キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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三日月の夜

どこまで歩いてきたのだろう
君とはぐれたこの道を
振り返っても幻の
遥かな山があるばかり

何を求めていたのだろう
強がりばかりの遠い日の
空に浮かんだ三日月は
涙の海に揺れていた

どこまで歩いてゆけるだろう
肩幅ばかりの細道を
月の光に照らされて
またこの先の夢を見て

告げてはいないサヨナラを
宙の小舟に託そうか
ほんのり灯る三日月の
優しさにそっと手を合わせ

迷うことなくゆけるよう
惑うことなくゆけるよう













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月の光に守られて

記憶の糸を夜毎紡いで
綻びた時を縫いましょう

言葉の刃で破れた心は
誰も知らない悲しみに
沈む瞳を潤ませる

投げかけてくれる優しさにさえ
素直になれないときもあるよね
けれど孤独な夜の淵にも
月の光は揺れている

温もりだけを拾い集めて
傷口にそっとあてましょう

幼いころの思い出の
銀のアプリケの星のよう
周りを丁寧に縫いつけて

悲しみを忘れてしまうまで
優しい光に抱かれて



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空の懐

なんだか笑っているような
どこかはしゃいでいるような
そんな気配に見上げれば

白い雲よりも間近な
赤い屋根よりも遥かな
空はあなたになりました

いつからそこにいたのでしょう
伏せていた日も雨の日も
繋がる色さえ気づかずに

見えない世界は賑やかで
笑わせたがってもいるようで

ほどよい距離と云いましょう
いつも仰ぎ見るのなら
寂しくなんてないのです

優しい空の懐に
そっと抱かれてしまいましょう




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