キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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夜空の雲

夜空の雲は人知れず
静かに流れてゆくのです
星の光を身にまとい
眠る街並みに手を振って
微笑みながらゆくのです

夜空の雲は遥かなる
大地を目指してゆくのです
群青色に染まる夜も
月の明かりが届くよう
とぎれとぎれになりながら

目立たぬ雲は千切れても
果てしない空をゆくのです
夜毎捧げる人々の
祈りを強く抱きながら
















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大切なもの

見上げる空は
まだ青い

間に合うだろうか
なくさぬうちに

風の歌を聴くのだ
ほんの少し立ち止まり

耳を澄まして
心の窓を開け
透き通る旋律を捉えよう

時を急がず
ここに佇み



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ぎざぎざの想い出

色合いも地味で
香ばしいとも言えなくて
それでも一番好きだった
母さんの得意なもち麩の煮付け

学校でお弁当を広げたとき
「これ、なあに?」って近づいてきた友達
名前も浮かばなかったわたしは
咄嗟に「ぎざぎざ」って応えてしまった

それからのお弁当は
もち麩が入るたびにおかず交換
孤独で苦手だったお昼の時間は
やさしいひとときに変わっていった

今、小さな鍋にゴトゴト踊るのは
あの日幸せを運んでくれた 
いびつな形のもち麩たち

ぎざぎざの味を調えながら
寂しくなると いつも煮ている

「ぎざぎざ頂戴」

友だちの声が
背中からそっと聞えてきそうで

母さんの味に近づくように
砂糖を少し足しながら




2008-10-27 | 硝子の林檎syunran
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