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いつか満天の星空の下で

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星空の彼方

「星空の彼方」


遠い星空の彼方には
夢が隠れていると云う
月の影さえも知り尽くし
はかどらないままの日常を
やさしいまなざしで包みこみ
幾度も手招きを繰り返し

たおやかな風が髪に触れ
諦めかけた夢の尻尾を
探しに行こうと囁いている

古びたアパートの窓辺から
あなたも探しているだろうか
哀しみの雨が降る夜も
雲の向こうに輝いていた星は
夢の続きを始めなさいと
ふたたび未来を指し示す

遠い星空の彼方には
きっと夢が待っている
ため息の数さえ知り尽くし
草臥れかけた日常を
蒼くやさしいまなざしで
いつまでも手招きを繰り返し

ここへおいで
見つけておくれ
夢を叶える扉の鍵を
空の上から光に変えて

ほら もう少し
あと もういっぽ
高く低く歌いながら

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大切な約束

鏡の中のあなたは今も
忘れられずにいるのでしょうか
優先順位を譲りすぎ
待ちくたびれた約束を

小さなランプに照らされて
寂しさ隠せぬ微笑みは
置いてきぼりの夢をたべ
時を紡いできたのです

自分と交わした約束は
記憶に沈むこともなく
叶えられない切なさを
翳りの中に積んでゆく

どれほど待たせたことでしょう
いくつもの機会を諦めて
扉を閉ざしてきたのです
無理という名の言い訳の

鏡よ鏡 今宵は満月
映しておくれ魔法の月を

微笑みに満ちた月を見た夜
心に絡まる蔦がほどけて
呪文がとけてゆくのです

鏡よ鏡、映しておくれ
今度はわたしの約束を

もう逃げ出したりしないから
もう後回しにしないから



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夕暮れの風に

もしも風になれるなら
あなたの頬に触れる夕暮れの風に

人知れず流す涙をさらい
遥かな空へ運んでいける

どこか懐かしい茜の色に
ほんの少しでも癒されるよう


せめて風になれるなら
あなたの髪を梳く涼やかな風に

草臥れて立ち止まったとき
心地よく汗が乾くくらいの

夏草と奏でる爽やかな
気づかれぬほどの夕風に

そっと静かに流れる風に





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