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いつか満天の星空の下で

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夕暮れの風に

もしも風になれるなら
あなたの頬に触れる夕暮れの風に

人知れず流す涙をさらい
遥かな空へ運んでいける

どこか懐かしい茜の色に
ほんの少しでも癒されるよう


せめて風になれるなら
あなたの髪を梳く涼やかな風に

草臥れて立ち止まったとき
心地よく汗が乾くくらいの

夏草と奏でる爽やかな
気づかれぬほどの夕風に

そっと静かに流れる風に





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夜空の雲

夜空の雲は人知れず
静かに流れてゆくのです
星の光を身にまとい
眠る街並みに手を振って
微笑みながらゆくのです

夜空の雲は遥かなる
大地を目指してゆくのです
群青色に染まる夜も
月の明かりが届くよう
とぎれとぎれになりながら

目立たぬ雲は千切れても
果てしない空をゆくのです
夜毎捧げる人々の
祈りを強く抱きながら
















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月の光に守られて

記憶の糸を夜毎紡いで
綻びた時を縫いましょう

言葉の刃で破れた心は
誰も知らない悲しみに
沈む瞳を潤ませる

投げかけてくれる優しさにさえ
素直になれないときもあるよね
けれど孤独な夜の淵にも
月の光は揺れている

温もりだけを拾い集めて
傷口にそっとあてましょう

幼いころの思い出の
銀のアプリケの星のよう
周りを丁寧に縫いつけて

悲しみを忘れてしまうまで
優しい光に抱かれて



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