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キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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ぎざぎざの想い出

色合いも地味で
香ばしいとも言えなくて
それでも一番好きだった
母さんの得意なもち麩の煮付け

学校でお弁当を広げたとき
「これ、なあに?」って近づいてきた友達
名前も浮かばなかったわたしは
咄嗟に「ぎざぎざ」って応えてしまった

それからのお弁当は
もち麩が入るたびにおかず交換
孤独で苦手だったお昼の時間は
やさしいひとときに変わっていった

今、小さな鍋にゴトゴト踊るのは
あの日幸せを運んでくれた 
いびつな形のもち麩たち

ぎざぎざの味を調えながら
寂しくなると いつも煮ている

「ぎざぎざ頂戴」

友だちの声が
背中からそっと聞えてきそうで

母さんの味に近づくように
砂糖を少し足しながら




2008-10-27 | 硝子の林檎syunran
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寂しい錯覚

まだ 信じられないのです
あなたのいない部屋を

いいえ本当は
気づいているのです

空の上からも
ここが見えることを

もしかしたら
同じ時の中で
世界は重なっていて

あなたから見れば
わたしはカラダという幻を借りた
胎児なのかもしれません

来世へ生れ堕ちることに
まだ気づかずにいる

取り残された寂しさは
きっと錯覚

哀しむことはないのでしょう
心に寄り添うのなら

ひとりではないのです
鏡には映らないけれど

温もりはいつまでも
この胸に



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星降る夜の光の中で

少女の胸には硝子の欠片
キラキラ光る哀しい欠片
眠れぬ夜の心を突いて
蒼い涙の血を流す

忘れられない冷たい記憶
投げつけられたいくつもの石
平和に見える仮初の街
膝を抱えて泣いている

流れ星降る夏の夜
少女は夜空を仰ぎみる
流した涙を捧げては
誰もがやさしくなれるよう

すべてが天に導かれ
微笑みに満ちる夢の中

硝子の欠片の哀しみが
星の光に包まれる



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