キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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黄昏の彩り



[黄昏の彩り]



あなたに逢えない日々は
黄昏の彩り

足元に絡みつく落ち葉に
愛しい面影を訊ねても
応えもせずに俯いている

逢いたい日々は
夕暮れの彩り

秋風の悪戯が髪を乱して
やさしい幻を連れてくる
切ないほどの独り道

伝えきれない
こころの彩り

枯れ葉に綴る秘めた想いを
両手に挟んで
吹きかける吐息

「あなたがとても好きです」と
そっとつぶやきながら
風に託した枯れ葉の手紙

黄昏の空に消えてゆく



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始まりのとき


[始まりのとき]


何気ない日々が
朱い陽に染まり始める

それはまるで
少女のころのときめき

胸の岸辺に
打ち寄せるさざ波

隠しきれない戸惑いの色が
心から滲みでて
白い頬を染めてゆく

静寂な空に心を映して
このままときに任せてしまおう

染まりゆく心を
もてあましながら
密かに望むやさしい序曲

もう
恋は始まっている








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青い恋



草のかをりに包まれて
あの人の傍で
見送った夕陽


さよならは
言わないよ


涙が見えない夜を待ち
抱きしめられたまま
小首を振った


草のかをりを身にまとい
若すぎたのだと
慰められて


夕陽とともに
小さな夢が

心の穴に

ぽつんと消えた








(遠い日の想い出/イメージ)


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ひかりの欠片



胸に秘めたあこがれ
ゆらゆらと
木漏れ日に揺れたころ


伝える術もなく
もてあます想いを
言葉にしたためて
本に挟んだ手作りのしおり


最後まで
捲ったページを
何度も戻り
読み返した恋の物語り


しおりで隠した
ピリオドが哀しくて
やがて
表紙は閉ざされた


緑の芝生によみがえる
懐かしき
ひかりの欠片


手を伸ばせば
想い出ひとつ

懐かしい
想い出ひとつ


わたしの胸に
こぼれて落ちた






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黄昏


目を閉じて風の歌を聴く

通り過ぎてゆく
ときの視線を感じながら
髪の先まで黄昏に染まる

覚えているよ
少年に出逢った日のことを

まるで
日めくりのない国のように
穏やかにときは流れ
純朴な草花たちは
優しい想い出を連れてくる

夕暮れて風よ
懐かしい歌を
聴かせておくれ

小高い丘の
約束の木の下に佇むわたしに


遠い日の歌を

届けておくれ



















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夜空の漂流


何処にも出られなかった
誰にも見せられなかった
棒切れのように
細くなってしまった腕も
骨格が出てしまうほどの体も
痩せこけた頬も
黒いベールで覆い隠して
心は夜の空を彷徨っていた


暗闇に目立たない姿で
空に浮かんだ鋪道を歩く
街灯は遠い月灯り
時空を彷徨う蒼い車が
帰る場所をなくして
クラクションを鳴らす


何を求めていたのだろう?
本当は誰よりも知っていた筈
認められない人々は
きっと夜空にさまよ彷徨う亡霊
わたしはいつも星を数えて
寂しい魂に呼びかけていた


時空に浮かんだ魂たちよ
月の灯りに踊っていたね
けれど無言の空の街
地上の景色は変わらなかった


生きる場所から逃げ出しても
死に行く場所では生誕となる


たとえ傷だらけの心でも
乗り越えなければならないのなら
せめて煌く星を数えて
夜明けを待っていたかった


寂しい曲を聴きながら
優しい眠りを待ち望み
漂っていたあの頃





(昔の詩)
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りんごのかをり

りんごのかをり



画像/Sousei
言葉/Hanasumire

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優しいときを抱きしめながら 


『優しいときを抱きしめながら』



どこから吹く風
頬を優しく撫でながら
通り過ぎゆく夕暮れの風

いつから吹く風
懐かしい曲を運び
心擽る初夏の風

空は今
とろけるほどに枇杷の色

幼い日々の思い出は
遠い雲に乗ってゆく

風の運ぶ
オカリナの音に合わせ歌おう
この胸に響く郷愁の歌を

ひとときの時間旅行
優しい風が漂う夕暮れ
愛しいときを
抱きしめながら







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一行詩

ポケットの切符さえ 告げぬ行き先



行き過ぎる景色ばかり 映る窓を見る



明日ありと疑いもせず床に入る



夢の中でも夢を見て 目覚めてもなお夢の中



通り雨のように哀しみよ往け 






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蒼い眠り

見渡す限り蒼の彩
あゝ ここは何処だろう
深い眠りの夢の中

肌に心地よい風が
静かに囁く森の中
妖しげな木々の手招き

更に奥へと
踏み入れる足

遠く囀る小鳥たちよ
歌い続けておくれ
せめて月が昇るまで

夜の足音が近づいてくる

獣たちも身を潜め
涙のような虫たちの群れ
森の孤独を舐めつくす

空に漂う雲よ
今宵は眠ってくれないか

静まり返った心の中に
映したいのだ

ただひとつの
月の姿を

それだけを




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泣いてもいいよ

泣いてもいいよ



泣いてもいいよ
この部屋には
アタイしかいないから

本当は
泣きながら
叫びながら
抱きしめたいんだろう?

泣いてもいいよ
誰にも言わないから

アタイだけに見せる涙
そっと
舐めとってあげるから



画像/Sousei
言葉/Hanasumire
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猫



こちらの勝手な思いだけど
可愛がっていた猫には
「覚えててやるよ」と思われてみたい

たとえ一瞬でその気持ちを
忘れられてしまっても・・・

----------☆ーーーーーーーーーー☆ーーーーーーーーーー☆

わたしの知らなかった
おまえの隠れ家や散歩道
楽しかった思い出の片隅に
少しだけ覚えておいてくれないか

勝手に名前を付けてごめんね
一緒に過ごせた年月は
とても楽しかったよ

ありがとう


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言葉/Hanasumire
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自由な風

そんな小さなこと
どうでもいいじゃない
すべてが色あせて見える朝
抱え込んでいた荷物をほおり投げて
草原の中に駆け出していた

だめじゃないか
こんなに大切なものを
捨ててしまっては
君だって証がなくなっちゃうよ

あわてて風が
追いかけてくるけど
そんなことおかまいなし

疲れてしまった朝なんて
サマにもならない
重い荷物に押しつぶされて
どうやって歩けって言うんだよ

また取りに戻るからさ

だから
君が見張っていておくれ

少しだけだよ
ほんの少しだけ

自分の名前を忘れたいんだ

両手を横に伸ばしてさ
びゅーんって
精一杯風を切って
自由な草原を
駆けてみたいんだ

一周走り回ったら
全身に風を纏ったら

それでいいから
それだけで

そしたら
また
歩き始めるから



だから



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記憶の中心

記憶の中心


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言葉/Hanasumire


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草の道

草の道


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言葉/Hanasumire
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【ご案内】

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ここは、花すみれの言葉綴りのブログです。
画像、曲からイメージをいただき言葉をのせたものや、
幻想の詩、恋愛詩などがありますので
ごゆっくりご覧くださいませ。




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月の微笑み

月の微笑み


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ひとりでも

ひとりでも


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言葉/Hanasumire

「少女の恋」

少女の恋は
好きな人を見ているだけで
充分にしあわせ

ほかのものは目に映るだけ
その人のことだけは
心で見つめる
瞳で見つめる

さりげなく
目で追い続ける

いつも
心で追いかけている


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書籍、掲載誌など

処女詩集「ふしぎの森」花すみれ/著
2005年10月出版/ISBN 4-7765-0738-2

book


「ふしぎの森」のイメージHPです。
クリック先は曲が流れます。 ☆こちら




弟98回コスモス文学新人賞 現代詩部門入選
「コスモス文学8月号」に「遠い記憶」が掲載されました。

コスモス文学






花すみれの筆名では
ほかに「小さな幸せ」日本文学館出版に掲載されています。



弟99回コスモス文学新人賞/現代詩部門入選
コスモス文学11月号に掲載されました。




弟100回コスモス文学新人賞/現代詩部門入選
コスモス文学2月号に掲載されました。




弟101回コスモス文学新人賞/現代詩部門入選
コスモス文学4月号に掲載されました。





別の名前でサンリオ「詩とメルヘン」の折りたたみ画廊、ほんの三行詩などに掲載されました。
「はあとにごちそう」にエッセイが選ばれ掲載されました。

すべて絶版になっていますので詳細は省略します。

はあとにごちそう

一応想い出写真としてアップ♪


その他お知らせとこの続きは【こちら】に載せています。



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空の涙


空の涙




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言葉/Hanasumire


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記憶に眠る翼

甦るのは
雪のように白い翼の記憶
遥かな時の流れの中で
広大な空に融けこんでいた


呼びかけるのは
時の狭間に落としてきた
風のメロディ
零れた枯れ葉も合わせて歌う


どこまでも
行けそうな気がする
不思議な感覚
飛び立てないことがもどかしく
両手を広げて翼をまねる


あゝ遠く名も無き時代に
わたしは空を翔けていた筈
切なさに溢れる涙を
拭いもせず佇んでいる


空よ
愛しい空よ
まだ早い季節に
粉雪が舞う


記憶の奥に眠っていた
白い翼が呼び寄せた雪
心はすでに羽ばたいている



羽ばたいているよ





(「空の蒼」花すみれ)より
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蒼い光


誰もいない荒野に
ただ風が吹く

過去からの旅人は
明日を目指し
ふたたび荷物を背負い歩き出す

忘れられた
あの日の硝子の欠片は
煌きを取り戻したくて
草の中に眠る

砕けることもなく
陽の光が当たる時を
待ち望むかのように
眠り続ける蒼い硝子

空は高く
太陽は遠くへ落ちてゆく

思い出しておくれ
小さな硝子の欠片を拾い
宝物のよう掌に乗せてくれた
あの日のことを

少年だったあなたは
遠い空を仰ぐように
硝子の欠片を透かして見ていた

その日からわたしは
あなたの瞳の中に棲む
蒼い光になったのだ

もう一度
掌から零れてしまった
硝子の欠片に逢いたくて

この荒野に
風を呼ぶ

草をなびかせ
煌く欠片が姿を現すように

わたしは
あなたの瞳に棲み着いた
蒼い光


果てしない荒野に
惹かれて止まない
旅路への原点を探す





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消えた筈の故郷 

懐かしい曲は
木の葉の仕業


頬を伝う涙は切なくて
帰りたいのは
消えた筈の故郷


あの日の川は乾涸びて
草に隠れた涙の雫


帰りたいのは
消えた筈の故郷


知る人もいない
今では
まるで他人の町




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空が踊る日 


世界がまるで踊り狂ったように
声を上げて笑い出だした
太陽はいくつも空に競い合い
思わず眩しくて目を閉じた


いつも見下ろすように
佇んでいた建物が
なんだか哀れに傾いている



昨日までのことは幻さ
雲が渦を巻いて
踊って見えた


抱え込んだパンは
プラスチックのように
硬くなってしまったから
胸のファスナーを開けて
心の欠片をつまんで食べよう


なんて美味しいんだろう


笑うがいいさ
寄せ集めてきたものを
金庫の中にしまう人々よ
今では役立たずの宝物を抱え
空を見上げるがいいさ


何もないけど
わたしは幸せだ
捻じ曲げられた太陽は
心地よい歌を届けてくれる



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嫌われ者のカラスたち 



嫌われ者のカラスたちが
蒼い空を泳いでる
緑の草を見下ろしながら
どこか苦笑いの表情で


嫌われ者のカラスたちが
川原に佇むわたしを見つけて
寂しそうに鳴いている



仲間ほしげに回旋しながら


同じだろって鳴いている





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子どもの頃の幻想

柔らかな陽射しの中で
風と戯れていた
怠惰な雲が眠る昼下がり

ネコのように
丸まって
鳥のように
目を丸くして
春を待っていた日

大人はみんな
泣かないと思っていた
強くて
大きなものだと信じていた

子どもの気持ちなんて
分からないさと呟きながら
秘密をいっぱい
拵(こしら)えていた

大人になれば
何もかもできると
無邪気な子どもは考えていた

だけど
大人は
子どもの前で
泣けなかっただけなんだ








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夢の中の出来事

迷い込んだ森は
夕暮れの寂しい時の狭間
人の温もりもここには無くて
西の窓辺から射しこむ夕陽は
静寂な空間を光の幻想に導いてゆく

何処へ行くのか
何処にも行けず
ここはいつしか幻の森
誰を待つのか
あてもないのに
ただ待ち詫びたいだけの夕暮れ

冷たい床に頬をつけて
地面の温もりを探している
手のひらで撫でる冷たい感触
寝そべっても叱られない硬い木の床は
珍しいタイル模様

小窓から零れる光を弄(もてあそ)ぶ
ひとりきりの部屋の中は
不思議な空間

カーテンが創り出す森の木陰に
ひとり眠る
寂しいときの幻想遊び

すべてが夢の中





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想い出のひとしずく


遠い日々を
懐かしむように
ぽつん
ぽつんと
心に落ちてくる

これはきっと
「時」の音ね

心に過ぎてきた音は
気紛れな雨になって
こうして
ぽつんと還ってくる

それは時々
わたしの頬を
ぽつんと濡らす




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夢の扉


迷い込んだ森の中
何処までも歩いていた
木漏れ日に空を見上げれば
忘れかけていた昨日が微笑む

遠い記憶の彼方
まだ白い心で
夢を追いかけていた頃
時の流れの早さも
感じること無く生きていたね

小鳥の囀りは
朝の訪れを知らせ
未来はいつでも輝いていた

記憶の国から
白い翼で送られてきた風
想い出の森は
清らかな風を取り戻す

今 もう一度
開かれた扉は
夢の世界へと誘う

日の光輝く朝
緑は心に染みわたる



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気まぐれな雨


時の気まぐれ
心の気まぐれ
悪戯ざかりの天使の仕業

人の気まぐれ
空の気まぐれ
忍び寄る雲
雨を降らせる

ポタポタ地面に響く音
あいつの足音
真似ている



記憶の彼方に消えてゆく


心の時計を止めないで
 





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