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いつか満天の星空の下で

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森の扉


 ふしぎの森は幻想の世界
 イメージだけの森の中
 過去も未来も存在しない
 瞳を閉じて浮かべるだけの
 儚く消え去る空間



「森の扉」 

詩/花すみれ


それは
重い扉の向こうにあった

手も届かぬと諦めていた碧深き森
優しい木漏れ日は
いつか夢に見た
遥かな国への道しるべに似ていた

かざした手のひらで掴もうとした光は
指先から零れて
キラキラキラと笑い声をたてた

この光だった
ずっと触れたいと思っていたのは
この森に射し込む光だったのだ
忘れかけていた夢を探しに行こう

記憶に眠るふしぎの森は
その扉から
始まっている





「ふしぎの森」花すみれ著(日本文学館より)

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月夜の踊り子

窓辺に零れる月明り
今宵は忍び込んでくれ
閉ざされた薄暗い部屋の
孤独な踊り子のステージに

月の微笑みに抱かれて
踊れ踊れ夜が明けるまで
愛しいひとを想い続けて
薔薇の花びら撒き散らす

鳴り止まぬステップの激しさは
逢えない夜の胸の音
閉ざされた部屋に流れ続ける
切なく哀しい旋律よ

長い黒髪振り乱し
何を想うか哀しき踊り子
窓辺に零れる月明り
照らしておくれ今宵こそ
たったひとりのステージを

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遥かな風景

「遥かな風景」


風にそよぐ木よ
覚えているだろうか
まだおまえが今ほど大きくはなく
わたしが少女だったころ
ともに見上げていた青く澄み渡る空を

彼方へ流れゆく雲は
煌く未来を見せてくれた
今よりももっと たくさんの未来を

草の生い茂る丘に風と戯れた記憶
緑の囁きに守られて
編み上げた花のかんむり

やさしく慰めるように
肩先にとまってくれた蝶は
もう どこにもいないけど

風にそよぐ木よ
歌い続けておくれ
まだ荒れ果てた野にも草花は咲く
わたしの心にも咲き続けている

やがてまた振り返る日に
今よりもたくさんの記憶を胸に
大きく育ったおまえとともに
丘の風景に溶け込もう

風にそよぐ木よ
覚えていておくれ
語り合った今日の日を












別窓 | 硝子の林檎 | コメント:2 | ∧top | under∨

銀の手鏡

いつでも傍にいたくて
溢れる気持ちが寂しくて
ひとに知られてしまうから
そっと灯りを消しました

いつでもあなたに逢いたくて
鏡に囁いてしまうのは
いつかのやさしい微笑みが
瞳に焼き付いたままだから

灯りを消した暗い部屋では
自分の姿も映らない
心にあなたの声がするから
銀の手鏡を覗きます

いつでもあなたに逢いたくて
真っ暗な鏡に映し出される
愛しい微笑みを見るのです

逢いたくて
逢いたくて
銀の手鏡を見るのです





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少女の翼

来る日も来る日も
少女は羽ばたいてみた
何度も鳥をまねて
遠い空を眺め

流れゆく白い雲は
いつか落とした背中の
戻っておいで
わたしのもとに

来る日も来る日も
少女は小高い丘の上から
飛び立てる瞬間を
捕らえようとした

自由な空を求めても叶えられず
そしていつしか跪いたとき
空が心の中にもあることを知った

何度も何度も
少女は心にを広げた
白くて大きな
いつか飛び立てる日を信じて

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ひとりの舞台

窓辺に零れる月明り
今宵は忍び込んでおくれ
閉ざされた薄暗い部屋に

仄かな月の微笑み抱かれ
踊れ踊れ夜が明けるまで
愛しいひとを想い続けて
心の花びら撒き散らす

踏み続けるステップの激しさは
逢えない夜の弦の音

閉ざされた部屋に流れてやまぬ
切なく懐かしい旋律よ
梳かしておくれ乱れ髪

愛しいひとを思い続けて
踏み続けるステップの哀しさは
逢いたさ募る夜の音

窓辺に零れる月明り
今宵は照らしておくれ
踊り続けるひとりの舞台

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蒼い海の向こうから

寄せる白波 想い出を連れて
遠い海から扉を叩く

いつか過ごしたやさしい日々は
風が運ぶ銀砂となって
幻のときを数えてゆく

手を振ったのは 若すぎたから
遠い想い出の声が聴こえて
振り返りみれば 貝殻ひとつ

青春の忘れ物を探しにきたのか
心に寄せては返す波

それとも何かを伝えたいのか
蒼い海の向こうから







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微笑みの月

微笑みの月



★゜'・:*:,:*:・'゜★

たとえ世界が冷たくても
変わることなく微笑み続ける
おまえはわたしの白い月

★゜'・:*:,:*:・'゜★


移り変わる現の世
哀しい出来事の満ちた地上に
変わることなく
微笑み続ける夜の月

何も求めることもなく
叫ぶこともなく
ただ照らす月



画像/蒼星☆詩/花すみれ

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夕暮れのぶらんこ

夕暮れのぶらんこ


わたしの後ろに沈む陽が
朱くやさしく背を染める
わたしの前に来る夜を
まどろみに変える朱い空
ひとこぎごとに近づく夜を
夢の世界へ導くぶらんこ


画像/蒼星☆詩/花すみれ
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