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いつか満天の星空の下で

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美しい旋律

記憶が遠のくことが
寂しいわけではありません
貴女が若いままでいることが
心に風を呼ぶのです

さそり座の新月の夜
ひとり昇った貴女を
今宵も空に探しているのです

彼方に浮かぶ後悔を
わたしはまだ取り返してはいなくて
その手立てさえ見つからないから
小さな傷口がぽっかりと開いて
空を呑み込んでしまう

記憶が遠のく足音は
忍び寄る想い出の音に変わり
埃の振り払われた旋律は
新月の夜に響き渡るのです

とてもとても美しく
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そっとわたしに野薔薇をください

振り向いてみても誰もいない
ここは孤独な青い草原
あなたの創り出したイメージに染まり
空も寂しい静寂の中

振り向いた遠い記憶の上に
転がり俯く愛ひとつ
どうして気づかなかったのだろう
風に吹かれて泣いている

彷徨い歩く影ぼうし
遥かな旅の迷い道
手も届かない空の下なら
そっとわたしに野薔薇をください

孤独に震える小さな心に
微笑むばかりの紅い野薔薇を
あなたの愛の温もりで
この草原に咲かせてください





「野の花」より/返詩
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森に響く足音

そして夜明けは訪れた
陽が幾度となく沈み
数えることさえやめてしまった朝に
新しい光は舞い降りてきた

遥かな風が連れてくる
愛しき人の歌声に抱かれて
ただ逢えることを信じ
空に祈り続けた日々

残された森で
漂うまものたちに震えながらも
あなたの名を呼び続け
何度も何度も心に記す

ここは地図の上にもない
信じあう魂を抱きしめたまま
歌い続ける永遠の森

あゝ けれど今
確かに聴こえてくる
あなたの履きなれた靴の音が
わたしの心に響きわたる

この身に宿る魂を求め
彷徨い始めた懐かしき気配

風香しき森に咲く花びらの
甘い吐息を身に纏いたい
あなたの心が微笑むように

たとえ声が枯れ果ててもいい
愛しき名を呼び続けよう
誰も足を踏み入れたことのない
この幻想の森で





「野の花」より


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青春という名札もないけれど

青春という名のもとに
あてどなく流離った日々
眩しい陽射しを遮ることなく
僕たちは裸足で歩いたね

すれ違う人々はみな
遠い目をして微笑んでいた
何かを言いたげに覗き込み
けれど近寄る人などいなかった

やがて卒業がやってきて
誰もが靴をそろえ始める
何かを目指したときから覚えたすまし顔
鏡の中で醒めている

毎晩、予定表を弄り回して
悲鳴を上げる壊れたペン先
けれど心の空白は
少しも埋まらなかったんだ

紙切れの予定表をポケットに
無情な時間が走り去る
いつかの壮観を閉じこめたまま
扉の向こうは夢の中

寝床の傍の小窓から
手招いている草原の風
そうさ本当にほしかったのは
明日へ向かうこの風さ

青春という名のもとに
あてどなく流離った日々
革靴を脱ぎ捨てて
裸足になろう

青春という名札もないけれど
風に戯れながら行こう
曲がりくねったでこぼこ道を









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白い翼は心の中に

もしもわたしに白い翼があれば
疲れたあなたの体を
少しも残らず包み込み
夢の中に抱きしめるのに

いつか聴いた子守唄を
柔らかい髪を撫でながら
囀るように歌うのに

夜が一層深まり
あなたが眠りに就いても
歌い続けるのに

あゝ 月は今夜も静かに見つめる
遠い空の下でときを数えるあなたと
祈り続ける窓辺のわたしを

いつかきっと叶う夢を
やさしい灯りにして
静かな夜に届けてくれる

白い翼は心の中に
遠い空に届くよう
夜の風に歌い続ける

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麦藁帽子

麦藁帽子の温もりは
夏の遺した忘れ物
あなたと過ごした草原の
やさしい風と陽のかをり

麦藁帽子を見るたびに
眩しい日差しを思い出す
ふたりで歩いた昼下がり
風に吹かれたひとときの

しまい忘れたふりをして
壁に飾った宝物
小さな花をリボンに挿して
夏のかをりに触れている





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季節が変われば
片付けるべきものは沢山ある
でも
手の触れる場所に
いつまでも
置いておきたいものもある


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虹の麓(ニジノフモト)

虹の麓を目指そう!
俯いていたわたしの手を引いて
笑顔のあなたは輝いて見えた

躊躇いながら
しゃがみこむわたしを
今にも泣きそうだった小さなわたしを
そっと包んでくれた雨上り

虹の麓まで駆け出そう
見失ったりしないように
しっかり握り締めているよ

空に架かる虹は
夢の国へ続く

消えることのない光の橋をめざし
わたしたちは
箱の街を飛び出した

手を取り合って
空を見上げて
大地を駆け抜けるんだ

夢の国はまだ遠い
虹の麓までどのくらいだろう
まだ見ぬ世界を心に描いて
傷だらけの足をさする

けれど
果てしない心の空には
確かに虹が架かっている

虹の麓を目指そう!
夢の国へ向かう道は続いている



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星のひかりに包まれて

降り注ぐ星が
ひかりの雪に変わる

それは夢の世界

いつか来た懐かしい丘に
敷き詰めらた星屑の絨毯

両手で掬って
さらさらと
手のひらの隙間にくぐらせる

遥か幻想の丘
星の降る夜

哀しみを脱ぎ捨てて
白きオーガンディーのヴェールに身を包めば
透き通る肌が
夜に鮮明に映し出される

星の輝きに包まれて
戯れていたい夜

このままずっと

夢の中


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