キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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星空の旅

時の列車は
明日の駅を目指し
ふたりを未来へ運ぶ

どこまでも
途切れることのない
銀色のレール

窓から見える
眩いばかりの満天の星空

言葉はいらない
静かな夜
見つめ合えば繋がる心が
愛という名の星座にかわる

夢の数ほど煙を吐いて
走り続ける蒼い汽車

このまま
いくつもの駅を通り過ぎ
どこまでも煌く星空の中
旅を続けられたらいいのに

あなたとふたり



2006.01.10
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流れ

『流れ』


懐かしい空は茜色
いつも通った堤防道を
風に誘われ辿り始める

夕暮れの寂しい風が吹く
追い越してゆく自転車は
流れゆく時の後ろ姿
ただ見送ることしかできなくて

わたしは
ここにいるけれど
時は止められず

わたしは
そこにいたけれど
人は過ぎ去り

留まることの無い日々は
小さな川の流れように
やがて記憶の海に辿り着き
静かな想い出にかわる

わたしはここにいるけれど
誰も振り向かず
わたしはそこにいたけれど
繰り返すことはなく

川のように
風のように
時は流れる



******

2004≪硝子の林檎≫に書いた詩より『流れ』
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夢の続き

夕べの夢の紐を解き
心の中に広げましょう
きらきら輝く星のよう
ほんのり微笑む月のよう

夕べの夢を胸に抱き
暮れゆく空に詠いましょう
紅いワインで喉を潤し
藍色の空を待ちましょう

深い静けさが滲むころ
眠りを誘う風が吹く

夕べの夢の紐を解き
あなたの靴音を待ちましょう
窓辺の椅子に腰掛けて
夢の続きを待ちましょう






2006.06.15





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時計が空回りする夜は

時計が空回りする夜は
もう逢えなくなってしまった人々の
やさしい微笑みばかりが浮かんで消える

夜の狭間に取り残された
小さなベランダから見上げる星空は
あの頃と何も変わってないのに

ねぇ
空の上は寂しくないの?
そんなに広いのに
わたしはここにいるのに


時計が空回りする夜は
いつか逢える日を心に浮かべて
微笑みの余韻を抱きしめて眠ろう

夜風の吐息を身に纏い
草の上に寝転んで見たいつかの星を
切り取られた風景に探している

ねぇ 
空の上は寂しくないの?
わたしのことも
そこから見てるの?


時計が空回りする夜は
心の中に眠るやさしい想い出を
夜空にそっと捧げよう

やさしい想い出だけを
捧げよう







2005硝子の林檎に保存していた詩です。
書き直してアップしました。
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腕時計

腕時計


少し古びた時計が
まだ動いている
カチカチと時を刻みながら

お前は知っている
わたしの腕にしがみつき
脈の速さも
いつかの哀しみも
溢れるほどの喜びも

お前はいつも
わたしを感じてきたんだね

まだ働いてくれるか?
時を刻んでくれるか?
一緒に明日を迎えておくれ

わたしはまだまだ歩いて行くよ
やりたいことが沢山ある

暗く狭い箱に
この身体ともに収められるまで
お前も付き合っておくれ

眠るのは早い
愛を詠いながら進もう
だから最後まで時を刻み続けておくれ

わたしと共に
時を刻んでおくれ





2005「硝子の林檎」より

わたしの腕には
15年以上も同じ時計が
そっと寄り添ってくれているのです。


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頬杖ついて思い出す

「頬杖ついて思い出す」


遠い昔に見た夢は
きっと今より青かった
温かい地面は仲良しで
しっかり躯を支えてくれた

草の実見つけて
幸せ摘んだ
野の花見つけて
髪に飾った

みんなみんな友達だった
空も木々も草花も
やさしくわたしに歌ってくれた

風はそっと肩先に触れる
そうだね 
いつからなんだろう
大切なものを忘れていたね

今、心は少女に戻り
丘の芝生に頬杖ついて
あの日の空を探してる

青く清らかに澄み渡る
懐かしい空を想いうかべて









2005春「繋がる空に願いをかけて」より
少し書き加えながらのアップです。

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葉桜

『葉桜』


葉桜の並木道

花の終わりに 雫が落ちる
みどりの命が 見え隠れする

足下に広がる華絨毯
踏みしめて 歩く雨の路

過ぎてしまった足跡と
暖かい人の訪れと

遙かにかすむ 夢桜
静かに浴びる春の雨




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2003/4/12 (Sat) 葉桜


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