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いつか満天の星空の下で

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蒼い心のひと欠片


雲の行方を眺めているのは
蒼い心のひと欠片
遠い記憶の傷口に
捕らえられても気づかずに

通り過ぎ去る音もなく
寡黙なだけの野の道に
ぽつんと
ぽつんと残されて
空を見上げているばかり

苦しいなんて言えなくて
哀しいからって泣けなくて
だけど本当は叫びたかった
誰も見ていない野の道に

溢れた心が呼んでいる
時間の旅に出かけておいでと
忘れないでと手招いている

今でも笑っているんだね
泣き出しそうな気持ちを振り切り
ずっと見上げていたんだね
蒼い欠片を抱きしめて

ひとり歩いた野の道に
優しい風が歌ってる
少女の頃の魂よ
静かな眠りに就くがいい

記憶の道を辿って行けば
空の彼方に写る想い出
古びた心の映写機が
音軋ませて動き出す

憧れ尽くした遠い日の
遥かな蒼に抱かれて
傷ついた記憶は目を閉じる

雲の行方を眺めているのは
蒼い心のひと欠片
懼れることはないんだよ
誰も責めたりしないから


時を経て
涙に還る蒼い欠片





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