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いつか満天の星空の下で

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蒼い光


誰もいない荒野に
ただ風が吹く

過去からの旅人は
明日を目指し
ふたたび荷物を背負い歩き出す

忘れられた
あの日の硝子の欠片は
煌きを取り戻したくて
草の中に眠る

砕けることもなく
陽の光が当たる時を
待ち望むかのように
眠り続ける蒼い硝子

空は高く
太陽は遠くへ落ちてゆく

思い出しておくれ
小さな硝子の欠片を拾い
宝物のよう掌に乗せてくれた
あの日のことを

少年だったあなたは
遠い空を仰ぐように
硝子の欠片を透かして見ていた

その日からわたしは
あなたの瞳の中に棲む
蒼い光になったのだ

もう一度
掌から零れてしまった
硝子の欠片に逢いたくて

この荒野に
風を呼ぶ

草をなびかせ
煌く欠片が姿を現すように

わたしは
あなたの瞳に棲み着いた
蒼い光


果てしない荒野に
惹かれて止まない
旅路への原点を探す





(空の蒼)より
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