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いつか満天の星空の下で

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記憶に眠る翼

甦るのは
雪のように白い翼の記憶
遥かな時の流れの中で
広大な空に融けこんでいた


呼びかけるのは
時の狭間に落としてきた
風のメロディ
零れた枯れ葉も合わせて歌う


どこまでも
行けそうな気がする
不思議な感覚
飛び立てないことがもどかしく
両手を広げて翼をまねる


あゝ遠く名も無き時代に
わたしは空を翔けていた筈
切なさに溢れる涙を
拭いもせず佇んでいる


空よ
愛しい空よ
まだ早い季節に
粉雪が舞う


記憶の奥に眠っていた
白い翼が呼び寄せた雪
心はすでに羽ばたいている



羽ばたいているよ





(「空の蒼」花すみれ)より
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