キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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自由な風

そんな小さなこと
どうでもいいじゃない
すべてが色あせて見える朝
抱え込んでいた荷物をほおり投げて
草原の中に駆け出していた

だめじゃないか
こんなに大切なものを
捨ててしまっては
君だって証がなくなっちゃうよ

あわてて風が
追いかけてくるけど
そんなことおかまいなし

疲れてしまった朝なんて
サマにもならない
重い荷物に押しつぶされて
どうやって歩けって言うんだよ

また取りに戻るからさ

だから
君が見張っていておくれ

少しだけだよ
ほんの少しだけ

自分の名前を忘れたいんだ

両手を横に伸ばしてさ
びゅーんって
精一杯風を切って
自由な草原を
駆けてみたいんだ

一周走り回ったら
全身に風を纏ったら

それでいいから
それだけで

そしたら
また
歩き始めるから



だから



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