キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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月の踊り子


指先に捉えた光と共に
月夜に輝く君は踊り子
藍色の空には何が見えるの
古びた舞台に重なる記憶が
今宵もひとつ増えてゆく

躯(からだ)に傷を抱えても
振りまく笑顔で踊り続ける
瞳の先に描いた夢は
不安な気持ちを掻き消すんだね
想い出は巡る走馬灯
爪先立ちにときが流れる

言葉にできないやるせなささえ
見えない包帯でくるくる巻いて
笑顔をおくり続ける踊り子
静かに見つめる夜空の月よ
切なき祈りを叶えておくれ

可憐に隠された傷痕も
華やかな曲に秘められた想いも
光りのリボンに結ばれて咲く
誰も知らない心の奥に
月の明かりが微笑んでいる

指先に捕らえた光と共に
月夜に輝く君は踊り子
藍色の空には何が見えるの
愛しき舞台に重なる想い出
今宵もひとつ増えてゆく




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2006.11.12に紡いだ詩を少し手直ししています。
ここでの「傷」は、表面的なものではなくて
躯の病いや痛みのことを現しています。
この詩にはモデルがいます。
実際には屋内ステージですが
イメージが広がってこのような感じになりました。
ただ、うちに流れる心の部分は
詩に紡いだままです。

誰に気がつかれなくてもいい。
ただ 月に祈りが届いてほしい。
弱音を吐かずに生き抜く姿を
遠くからそっと応援することしかできない
小さなわたしではありますが。



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