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いつか満天の星空の下で

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幻の蝶

あれは夢だったのだろうか
蒼く広がる空を星屑と戯れながら
ひらひらと舞う白い蝶

想い出の創り出した幻
儚い夢の物語り

夜の静寂に紛れ込もうか
素足で歩く故郷の浜辺に
面影の母のてのひらが舞う
白く細い指先の羽
冬の夜空にやさしくなびく

どこまでも続く砂浜を行けば
ときの彼方から押し寄せる波
微かにこぼれる月の明かりで
悴んだ指先 綾取りをする

せめて夜空に戯れる
白い蝶を眺めていたい

想い出の砂浜に残された
ときと云う名の足跡が
夜を超えて心に沁みる

幻の蝶よ
幼き日々の母の手よ

やさしい満月の魔術にかかり
まだ醒めやらぬ夢の中




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2007.01.03の詩よりお届けしています。
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