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いつか満天の星空の下で

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流れ

『流れ』


懐かしい空は茜色
いつも通った堤防道を
風に誘われ辿り始める

夕暮れの寂しい風が吹く
追い越してゆく自転車は
流れゆく時の後ろ姿
ただ見送ることしかできなくて

わたしは
ここにいるけれど
時は止められず

わたしは
そこにいたけれど
人は過ぎ去り

留まることの無い日々は
小さな川の流れように
やがて記憶の海に辿り着き
静かな想い出にかわる

わたしはここにいるけれど
誰も振り向かず
わたしはそこにいたけれど
繰り返すことはなく

川のように
風のように
時は流れる



******

2004≪硝子の林檎≫に書いた詩より『流れ』
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