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いつか満天の星空の下で

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白い翼の記憶

甦るのは
雪のように白い翼の記憶
遥かな時の流れの中で
広大な空に融けこんでいたころ

囁いているのは
遠い昔に抱きしめてくれた
夕暮れの風のメロディ
まだわたしが生まれていなかったころ

なんて懐かしい空の色
飛び立てないことがもどかしく
せめて風を抱きしめようか
この小さな胸の奥に

あゝ 遠く名も無き時代に
わたしは空を翔けていた筈
切なさに溢れる涙を
やさしく拭ってくれる風

空よ
愛しき空よ
まだ早い季節に
粉雪が舞う

記憶の奥に眠っていた
白い翼が呼び寄せた雪
心はとうに羽ばたいているよ
時の彼方の青空に




2006.06.09

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