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いつか満天の星空の下で

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夜の淵

夜の淵


時計の針に追いかけられて
夜の岸辺にたどり着けば
月はぼんやり微笑んで
振り向いてごらんと風を呼ぶ

どこからともなくやってきた
微かな風がときを呑み
束ねた髪を解き始める
夜はすでに
夢の世界と繋がっている

電灯を消した薄暗い部屋に
月の明かりを手招こう

幻のようにあやふやな
今日という日を綴り終えれば
心はようやく息を吐き出す

手のひらに一日をそっと包んで
月の光への貢物
夢の扉の前に立ち
不思議な呪文を唱えてみようか

穏やかな夜のやさしさが
あなたの眠りを包むよう




2007/01/11
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