キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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月の眼差し

なぜおまえは微笑み続けるのだ
狂おしいほど過酷な運命に耐えながら
わたしを見上げて
今宵も小さな窓辺から

もういいんだよ
隠し続けた涙を見せても
とうに夜も更けたこと
誰も気づきはしないから

ここにいるのは
空に浮かぶわたしだけ
何も懼れることはない

心のままの姿を
晒してしまって構わない

月光でおまえを包み
夜明けと共に
孤独な涙を浚(さら)ってゆこう

わたしの前で
強がることはない

この夜は
おまえの揺りかご

幼子に戻り
心委ねて眠るがいい

瞼をとじて
やすらかに


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