キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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初恋の夏

あれは遠い夏の日
風に飛ばされないように
麦藁帽子に手を添えてくれた
太陽の薫りの少年

初めて触れた
恋の端くれ

還らない日々は
夕暮れの雲になり黄昏に染まる

ふたり戯れた
川辺の囁きは
記憶の襞(ひだ)に刻まれたまま

今も 風が吹くんだ
あの日の風が

ふるさとの空は
どこまでも澄んでいたね

遠くへ行ってしまった君と
遠くまで来てしまったわたし

もう知る人もいない
小さな村

そこにはいつも君がいて
小麦色の笑顔で輝いている

少年の姿のままで



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