キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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水晶の森

見渡す限りに神秘を放ち
わたしを迎える水晶の森
あゝ この身を休ませてくれ
たったひとときでかまわない
穏やかにときを包むだけ

歩き疲れた足を投げ出し
六角の石の切り株に
漸く重い腰を下ろせば
蘇る日々が空に微笑む

手に触れるものの心のうちが
映し出される水晶の森
怯えることは何もない
これがわたしの姿そのもの
未熟な想念も愛しく思える
不思議な光に包まれている

昨日の罪を差し出して
神秘に輝く冷たさに
邪心を放ち見つめていようか
あなたを愛する気持ちだけ

わたしを包む水晶の森よ
心の隅まで透かしておくれ
瞳に焼き付けてしまうまで



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森のイメージから紡いだ詩です。









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幻の蝶

あれは夢だったのだろうか
蒼く広がる空を星屑と戯れながら
ひらひらと舞う白い蝶

想い出の創り出した幻
儚い夢の物語り

夜の静寂に紛れ込もうか
素足で歩く故郷の浜辺に
面影の母のてのひらが舞う
白く細い指先の羽
冬の夜空にやさしくなびく

どこまでも続く砂浜を行けば
ときの彼方から押し寄せる波
微かにこぼれる月の明かりで
悴んだ指先 綾取りをする

せめて夜空に戯れる
白い蝶を眺めていたい

想い出の砂浜に残された
ときと云う名の足跡が
夜を超えて心に沁みる

幻の蝶よ
幼き日々の母の手よ

やさしい満月の魔術にかかり
まだ醒めやらぬ夢の中




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2007.01.03の詩よりお届けしています。
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冬の蝶

季節はずれに生れ落ち
ひらひらと舞う白い蝶

わたしを何処へ招くのか
小さな羽は震えてる
北風の吹く夕暮れに
ひとりぼっちを知らぬげに

幻と呼ばれる蝶を追い
夢見ごこちに歩いてゆけば
懐かしい丘には人影もなく
背中に静かな陽は落ちる

季節はずれに生れ落ち
ひらひらと舞う白い蝶
やがておまえは光に融けて
わたしの瞳に沈むのか







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(2007.01.03)の詩よりお届けしています。
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