キャッシング用語

いつか満天の星空の下で

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寄り添いながら

なだらかな坂を歩く日の
囁く風は友のよう
退屈色した眺めにも
季節の香りが運ばれて
心の鈴を鳴らします

険しい山道歩く日の
空昇る陽は父のよう
踏み外しそうな道でさえ
木々の隙間から足元を
照らしてくれる頼もしさ

疲れて座り込んだ日の
夜空は優しい母の懐
ただ仰ぎ見るわたしにも
わけ隔てなく穏やかに
月の明かりで包みます




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大切なひととき

明日さえ分からないのなら
心に深く刻みましょう
今このときを

寂しさに目を閉じた時
いつでも取り出せるように
普段使いのりボンをかけて
優しい想い出になるように

何気ない言葉のやりとりも
一緒に見ている雲の形も
隠し撮りした横顔も
ひとつ残らず

見つめましょう
気付かれないほどにそっと
消えないほどに深く
心に焼き付けるため




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心さざ波

心に風が吹いたなら
襟元立てて行きましょう
カッポカッポと勇ましく
脇目もふらず前を見て

どうしようもない
どうしようもない
そんな時もある


心に波が立ったなら
小舟に揺られてゆきましょう
まん丸白い月の夜
やさしい海に抱かれて

ここにいるよ
ここにいるよと
歌うさざ波


心に雨が降ったなら
耳を傾け聴きましょう
ほんの少し目をとじて
空の涙の哀しみも

ひとしきり
ひとしきり
降り終えて行ってしまうまで


寄せてくる
波も静かに消えてゆく


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